年別アーカイブ: 2014年

悲鳴を感知する「耳のある防犯カメラ」登場

夜遅く、路地で変質者に襲われた20代の女性が鋭い悲鳴を残したまま拉致される。近くの街路灯に防犯カメラが設置されているが、防犯カメラの映像を監視する管制センターの職員には目の前にある数十個の映像の内の一つであるだけで、緊迫した状況に気づかない。既存の防犯カメラは、管制要員が当該映像を見ている時にこそ監視効果があるため、このような状況では無用の長物だ。しかし、このような限界を補完した防犯カメラが全国に設置される。音まで監視する防犯カメラが登場するのだ。
安全行政部は、周辺の悲鳴または車両の衝突音を感知して現場に警察が出動できるようにする防犯カメラを開発しテスト運営に入ったと、8日発表した。この防犯カメラは、特異な音を感知するとすぐカメラのレンズが音のする方向へ動いた後、管制センターに警報音を鳴らす。すると、監視要員が他の防犯カメラの映像を見ていても、当該防犯カメラの映像をその場で確認して警察通報など必要な措置を取る方式だ。

政府は、「音感知型防犯カメラ」を忠清北道(チュンチョンブクド)鎮川(ジンチョン)郡にテスト設置して運営した後、全国79の地方自治体の統合管制センターへと拡大する計画だ。

JANUARY 09, 2014 05:56
東亜日報

全35駅に防犯カメラ設置へ 伊予鉄郊外電車

伊予鉄道(愛媛県松山市、佐伯要社長)が3月に郊外電車の全35駅への防犯カメラ設置を計画していることが6日、分かった。四国運輸局によると、全駅への設置は四国で初めてという。
同社は、全国的に駅や繁華街などへの防犯カメラの設置が進む中、カメラの犯罪抑止効果を期待し、乗客や乗務員、駅に勤務する従業員らの安全性向上を図る。
計画では、無人駅5駅を含む各駅の構内などに1台または複数台を設置。画像は1~2カ月間程度保存できる。詳細な設置場所や映像の管理方法は、防犯対策を理由に非公表としている。
県警刑事企画課によると、県内の駅や列車、踏切など鉄道施設での2013年の刑法犯認知件数は192件(前年比7件増)。発生場所は駅構内が94%を占め、罪種別では自転車盗が7割の138件(11件増)と最多だった。

2014年01月07日(火)
愛媛新聞ONLINE