悲鳴を感知する「耳のある防犯カメラ」登場

夜遅く、路地で変質者に襲われた20代の女性が鋭い悲鳴を残したまま拉致される。近くの街路灯に防犯カメラが設置されているが、防犯カメラの映像を監視する管制センターの職員には目の前にある数十個の映像の内の一つであるだけで、緊迫した状況に気づかない。既存の防犯カメラは、管制要員が当該映像を見ている時にこそ監視効果があるため、このような状況では無用の長物だ。しかし、このような限界を補完した防犯カメラが全国に設置される。音まで監視する防犯カメラが登場するのだ。
安全行政部は、周辺の悲鳴または車両の衝突音を感知して現場に警察が出動できるようにする防犯カメラを開発しテスト運営に入ったと、8日発表した。この防犯カメラは、特異な音を感知するとすぐカメラのレンズが音のする方向へ動いた後、管制センターに警報音を鳴らす。すると、監視要員が他の防犯カメラの映像を見ていても、当該防犯カメラの映像をその場で確認して警察通報など必要な措置を取る方式だ。

政府は、「音感知型防犯カメラ」を忠清北道(チュンチョンブクド)鎮川(ジンチョン)郡にテスト設置して運営した後、全国79の地方自治体の統合管制センターへと拡大する計画だ。

JANUARY 09, 2014 05:56
東亜日報