寄付金で防犯カメラ 社会 要望多い地域などに11台

暮らしの安心安全を見つめる防犯カメラ11台が、市内5カ所にこのほど設置された。岡山県の女児誘拐事件は記憶に新しく、不審者による被害防止や犯罪抑止、体感治安の向上が期待される。運用開始は今日8月1日から。

設置されたのは、伊勢原駅南口ロータリー(桜台/3台)、水神池前(石田/2台)、JAいせはら石田支店前交差点(石田/2台)、大久保バス停北側交差点(石田/2台)、桜台3丁目地内交差点(2台)。市の交通防犯対策課によると、不審者による被害が多く、地元から強い要望のあった場所を選定したという。

財政課によると、費用は514万円。企業や個人からの寄付を生活の利便性向上に役立てる「まちづくり市民ファンド」を活用した。

カメラはドーム型で4・5mの高さに設置。映像は2週間保存され、要請があれば警察に映像を提供する。

市では昨年、愛甲石田駅南口に2台設置している。交通防犯対策課の坂間裕樹さんは「プライバシーの観点も含め色々な意見があるかと思いますが、ご理解とご協力を」とコメント。

同課によると、今後も市民の要望、被害の発生状況を検討しながら設置台数を増やしていく方針だ。

2014/8/1付
タウンニュース神奈川県