総社市庁舎に監視カメラ設置へ 官製談合事件受け方針

総社市発注の公共工事をめぐる官製談合事件を受け、同市は17日、業者からの不当要求抑止のため庁舎に監視カメラを設置する方針を明らかにした。

早ければ2月にも、建設部が入る西庁舎1階などに計5台程度を設ける。カウンターや打ち合わせスペースなどが映る位置に取り付け、映像は約1カ月保存する。本年度一般会計予算の庁舎管理費から百数十万円を充てる。

同事件では、建設部長をはじめ同部所属の3人が官製談合防止法違反容疑で逮捕。競売入札妨害容疑で逮捕された土木建設会社社長と建設部長が西庁舎1階で話し込む姿がたびたび目撃されている。

同市の風早俊昭総務部長は「事件の一因は業者からの不当要求と考えている。カメラが強引な働きかけの抑止の一助となれば」と話している。

2014/1/17 22:12
山陽新聞