地域の防犯カメラで検挙 社会 菅生2丁目の痴漢事件で

鷺沼町会(持田和夫会長)がダイドードリンコ(株)の支援を受けて導入した費用負担がない防犯カメラが犯人検挙に貢献した。15日には宮前警察署(松井誠治署長)で関係者らに感謝状が贈られた。

費用がかからない防犯カメラは、ダイドードリンコの飲料自動販売機の収益で設置費用から維持費までを賄う仕組みになっている。

今年3月、県内では初となる鷺沼町会と同社の連携で導入が始まり、現在では、地域の小中学校の通学路7カ所と、菅生ゴルフセンター(猿橋捷貴(かつよし)代表取締役)に1台設置されている。

今回、犯人検挙に結び付いた防犯カメラは菅生ゴルフセンターに設置されたカメラ。6月9日に痴漢事件が発生したが、被害者は犯人の顔がわからない、目撃者もいないという状況で、防犯カメラが犯人をとらえており、その画像を基に人物を特定、検挙に結び付いた。

15日の感謝状贈呈には持田さん、猿橋さん、ダイドー社の執行役員望月武夫さんが出席した。

松井署長は「持田会長を始め、皆さんの街の安全を守る活動に感謝。これからも協力していきたい」と話した。

持田さんは「ダイドーさんの協力あってこそ。今後、区内の町会で普及を進め、安全、安心の街づくりを拡大していきたい」と話した。

2014/7/18付
タウンニュース神奈川県