富山市の歓楽街 桜木町に防犯カメラ設置

犯罪の抑止に向け、県内最大の歓楽街に防犯カメラ設置です。

富山市の桜木町では防犯カメラ6台が設置され、11日から運用が始まりました。

防犯カメラの稼動式には、桜木町地区振興事業協同組合や警察など関係者が出席し、スイッチを押して6台の防犯カメラの運用をはじめました。

この防犯カメラは、北陸新幹線開業を前に桜木町を安心して訪れることのできる街にしようと、振興組合が国や市の補助金を活用して設置したものです。

警察によりますと、桜木町では飲酒の上でのけんかやトラブルが多く、去年1年間の警察の出動回数はおよそ500回を数え、今年4月には27歳の男性会社員が暴行を受けた傷害事件も発生しています。

これまで桜木町には、テナントビルなどで個人が設置した防犯カメラしかありませんでした。

今回、街の入り口や中心部の交差点に防犯カメラが設置されたことで、犯罪の抑止や街を訪れる人が安心感を持つことなどが期待されています。

「こちらのカメラは夜間の人通りが多いこの交差点を広く映し出しています」(京極記者)

防犯カメラの映像はこのように見ることができ、夜間も含め、撮影した映像は一定期間保存されます。

振興組合では、防犯カメラの設置によって1年間で、人通りで5パーセント増加、そして犯罪件数の3パーセント減少を見込んでいます。

2014/6/12付
チューリップテレビ