全公用車が“動く防犯カメラ”、ドライブレコーダーで走行記録へ/秦野市

秦野市は、全ての公用車(ミニバイクを除く)に、走行中の映像を記録するドライブレコーダーを設置する。事故発生時の記録に加え、“動く防犯カメラ”としても役立てたい考え。同市によると、全公用車への導入は大和市が実施しているが、県内自治体では珍しいという。

秦野市は、ミニバイクを除き、ごみ収集車や消防車、共用車、市長車など計263台の公用車を保有している。うち8台の消防車には既にドライブレコーダーを設置しており、残る255台についても、夏までをめどに新たに設置する。

フロントガラスに設置し、走行中をはじめ事故当時の信号の色や相手の動きなどが確認できる仕組み。市は設置費用として約500万円を2014年度一般会計当初予算案に計上した。

同市財産管理課によると、13年度の公用車による事故は15件(17日現在)で、前年度の8件を大幅に上回っている。

同課の担当者は「ドライブレコーダーを導入することで、職員の交通安全に対する意識を向上させるとともに、事故が起きた際の過失責任の割合を明確にできる」と話している。

2014年3月19日
カナコロ